Denkikanri3y's Blog

遊休のインバーターがあるのだが、何かに利用できないかと考えている。
今考えているのは月次点検報告書作成用にレーザープリンターを導入し、その車載用電源に使うこと。
今日、インバーター出力を事務所のカラーレーザープリンターに使ってみたが問題なく使えそうです。
ついでに、山形のMNTさんのアイデアを借用し、OCRの試験が可能かどうか試してみた。

インバーターは12V入力1500Wです。電池は手持ちの12Vのものを利用した。
↓OCR試験

オムロンのOCRと東芝のVCBを使い試験回路を構成した。リレーの整定はT-5A、D-1、瞬時40Aとしました。
まず最小動作電流試験は問題なく実施できた。時限特性は自動で各ポイントでインバーター出力と商用電源とで実施したがこちらも問題なく実施できた。
問題があったのは瞬時要素の試験です。マニュアルで試験電流を40A流そうとしても電流が流れず試験できませんでした。整定を20Aまで下げると動作電流が測定できました。商用では問題なくできるのでインバーターの容量不足でしょうか？リレーやVCBトリップコイルのインピーダンスも関係しているかもしれません。
次に、瞬時40A整定で試験器の自動タップを4.5Aにセットし、1000%自動で試験をしました。この時は45A試験電流が流れ、40mS以下でVCBはトリップしました。30A整定でも同様に自動タップを3.5Aとしてしてみましたが同様に40mS以下で動作しました。
商用でも同じ試験をしてみましたが同じ結果となりました。試験器を自動とした場合はトリップ電流が流せるようです。
他の型式のOCRやVCBでも試してみると違う結果が出るかもしれません。

今日の試験からみると、このOCRとVCBの組み合わせでは、1500Wのインバーター電源でもOCR,VCBの組み合わせ動作試験は可能と判断できました。
この間バッテリーは若干の電圧低下はありましたが、インバーターが停止するほどの大きな低下はなく、バッテリーの放電量はそんなに大きくないと感じました。

今日の結果からさし当たってインバーターとバッテリーを車載してレーザープリンターに使用したいと思います。
機会をみて実際のOCR試験や耐圧試験などでも試してみたいと思います。