非常用発電機扉の鍵が開閉不能
- 2023/07/18
- 20:07

先月、月次点検にて非常用発電機点検時、扉の鍵にキーハンドルが挿入できず、扉を開けることができなかった為、エンジンの点検ができませんでした。今日の点検では、なんとか開けるため工具を準備してきました。キュービクル扉の反対側の鉄板カバーを外し、エンジン越しに腕を伸ばして扉の内側から鍵の取付けボルトをゆるめ、鍵を取り外すことができました。調べると、キーハンドルを差し込む穴の内部に異物があり完全に嵌まらない...
非常用発電機のプライミングポンプが回らない
- 2023/06/24
- 22:45

昨日非常用発電機の点検をしましたが、キーをプライミングポンプ運転に切替えても起動しませんでした。↑発電機の操作盤。キーを「プライミング」位置にてポンプ運転するはずなんですが・・・・↓こちらがプライミングポンプ本体です。昨年も他の発電機で同様にプライミングポンプが回らない不具合がありましたが、そのときの原因は機側盤の内側にあるプライミングリレーのコイルが断線していました。今回もそこを疑いましたが、リレ...
オムロン過電流継電器の動作不良
- 2023/06/17
- 17:42

今日は仲間の年次点検の応援でした。まるで梅雨明けを思わせる雲ひとつない良い天気でしたが午前からかなり暑さでした。この事業所では前回、過電流継電器の動作不良があったので今日の停電にて交換作業が行われました。継電器交換後の試験では問題なく動作しました。撤去品の動作不良の原因がよく分からなかったので再試験をしてみました。動作不良の過電流継電器↓まだ新しいです。OCR試験器で単体試験をやってみました。最小動作...
ベルトコンベアモーター絶縁不良(続き)
- 2023/06/07
- 10:13

昨日紹介したベルトコンベアモーターの絶縁不良の続きです。モーターに水が入ったのが6/2の大雨と推測していたが、絶縁監視装置のトレンドグラフを調べてみるとそうでもありませんでした。先月26日頃から漏れ電流が増加しています。いずれにしてもモーター内部に雨水が浸入したことは間違いないので、浸水経路の調査は必要です。昨日の点検時ある程度水が抜けたので、点検後漏れ電流は若干減っています。この絶縁監視装置はOMRONの...
絶縁監視装置が壊れた(続き)
- 2023/05/25
- 13:51

先日修理した監視装置を現場で動作確認したとき、1つのチャンネルの表示が出ませんでした。監視装置本体は試験済みなので、そのチャンネルのZCTを交換したら正常動作となりました。今日は、取り外したZCTを調べてみました。↓不良ZCTの抵抗測定↓健全ZCTの抵抗測定健全なZCTの抵抗は何個か測定しましたが88~90Ωくらいでした。不良ZCTは0.4Ωなので内部でレアショートしていると思われます。雷のサージがZCTまで入ったということでし...
絶縁監視装置が壊れました
- 2023/05/23
- 22:53

先日の月次点検で気がつきました。月次点検で絶縁監視装置の動作試験をしたところ、動作しませんでした。調べると装置の電源ランプが消灯していました。どうも先々月の落雷トラブル時に雷サージを拾ってしまったかもしれません。定期通報はセットしてありましたが、他の定期通報に紛れて気付きませんでした。内部の電源回路のパンクだろうと思い、ダメ元で蓋を開けてみました。基板にびっしり半導体が取付けられています。見たとこ...
事業場の火災発生で緊急出動
- 2023/03/25
- 21:15
季節外れの雷で停電
- 2023/03/10
- 17:51

今朝、この地方ではこの時期にしては珍しい強い雷があり、落雷の影響で事業場が停電しました。監視王の停電通報とともに、事業場の担当者から電話があり緊急出動をしました。到着時は配電線は復旧していましたが、事業場は全停電でした。この事業場に隣接して3事業場があり、うち1つは健全(停電通報もなし)、もう一カ所は停電中、受電用AOG開放、GR動作なし。この事業場は停電中、AOG開放なし、GR動作なし、受電用LBS投入中。と...
もらい事故の対策
- 2022/08/16
- 19:56

先日の高圧地絡もらい事故の続きです。後日、電力会社に確認すると事業所でGR動作した同時刻に他の配電線で地絡事故が発生していたことが確認できました。事業所のGR動作はもらい事故による不用動作とはっきりしました。地絡事故の資料をネットで探してみましたが、分かりやすい事例があったので紹介します。この問題は、H28年の電験3種「法規」の問13の問題です。高圧配電線にて地絡事故が発生したとき、需要設備の地絡継電器ZCT...
キュービクル内部に蜂が侵入
- 2022/08/05
- 20:35

今日点検したキュービクルです。内部に蜂が多数侵入していました。蜂といえどもキュービクル内の高圧回路に影響の恐れがあります。侵入経路を調べてみました。キュービクルの扉はパッキンがまだ生きているので扉に隙間はありませんでした。吸気口フィルターや排気口の金網も問題ありません。チャンネルベースにも開口部はありませんでした。その他探してゆくと、キュービクル側板の下部折り返し部に穴が開いてました。外から見ると...