耐圧試験器のチェック(続き)
- 2022/05/31
- 11:27

耐圧試験装置の動作チェックの続きです、合わせてテストトランスの高圧出力の確認を行いました。測定方法は、テストトランスの高圧出力端子に直接デジタル高圧電圧計を接続しました。試験器の電圧計にて10350V印加時電圧計の表示値は10400Vでした。電圧計は未校正なので、テストトランスの高圧出力は良しとしました。・・・耐圧試験器としては、試験電圧と充電電流を押えておけば問題ないでしょう。・・・...
耐圧試験器のチェック
- 2022/05/31
- 10:28

今日の午後、変圧器とケーブルの交流耐圧試験の予定ですが、機材の準備中に思いついて試験装置の動作チェックを行いました。・確認項目は充電電流の指示と、過電流トリップの確認です。試験回路↓トランスの高圧端子に普通の低抵抗を取付て接地しました。充電電流回路にクランプメーターをかませ電流計指示を確認しました。0.1Aレンジの確認0.25Aレンジの確認↑試験器の定格出力電流150mAです。これから上昇させると170~175mA付近で...
漏れ電流クランプメーターの周波数による影響
- 2022/04/19
- 00:20

昨日の続きで、高い周波数の漏れ電流をリーククランプメーターで測定するとどうなるか確認してみました。使用したクランプメーターは下の3台です。フィルターの機能についての取説を抜粋しました。➀ HIOKI3355(Iorリークハイテスタ―)②HIOKI3283 リークハイテスタ―③共立2433R リーケージカーレントテスター試験回路は横河の電流発生器から400mA通電し、60Hzから400Hz付近まで周波数を変化させ、各クランプメーターの電流値を確...
対地静電容量とIorの関係検証
- 2022/04/17
- 21:43

先日のブログ記事で、月次点検でのB種接地線のIor測定について紹介しましたが、実際、静電容量でIoがどのように変わるのか実験してみました。先日の事業場のIor測定の様子です。HIOKI社のリークハイテスターにて動力変圧器のB種接地線にてIoとIorを測定しました。Io=350mA、Ior=40mAです。リークハイテスターの取説によると、以下の記載があります。このような事情で、単相回路で模擬的な検証をやってみる...
OCR試験器の校正試験
- 2022/02/08
- 20:23

今日実施したOCR試験器の校正試験の様子です。試験器の出力電圧、電流をデジタルマルチメーターで測定しました。デジタルマルチメーターは10Aまでしか測定できないので、それ以上の電流は50/5AのCTを介して1/10の値を読み取りました。カウンター計はカウンター校正装置にて校正しました。今回は、時限電流出力の測定を行いました。上の写真は、タップ値4A時300%の自動出力を測定の状況です。およそ12Aが出力されました。又、この...
慣性試験の時間測定
- 2022/02/06
- 21:50

メモリハイコーダでGR試験器の慣性試験の出力時間を測定してみました。試験器の慣性試験出力の設定は、電圧、電流とも50msecです。写真の波形は電圧出力での測定です。ちょうど3サイクルで50msecぴったりでした。メモリハイコーダではいろいろ遊べます。...
メモリハイコーダでカウンター校正装置の出力を測定
- 2022/02/05
- 23:04

先日の続きで今日はメモリハイコーダでカウンター校正装置の出力を測定してみました。カウンター試験装置のスタート信号としてのDC電圧とストップ信号の接点出力をメモリハイコーダのロジック信号として入力しました。こちらがロジックの波形です。↓赤の波形がスタート信号、白がストップ信号です。メモリハイコーダでふたつの信号の立ち上がりの時間差を測定しています。カウンター校正装置の出力は0.1msレンジにて20.0msの設定で...
メモリハイコーダで位相試験器の確認試験
- 2022/02/03
- 19:04

DGR試験器の位相計の校正は昨年まで、ユニバーサルカウンターにて位相測定を行っていましたが、今年は、大画面のメモリハイコーダを入手したので、こちらで試験してみました。試験器の電圧を基準として電流センサーにて電流値を入力し、試験器の位相を変化させ、メモリハイコーダにて位相差を読み取りました。このメモリハイコーダは、数値演算機能があり、ふたつの波形の位相差が数値として表示されます。いずれの写真も電流が30°...
ミリセコンドカウンターの校正
- 2022/01/29
- 21:56

継電器試験の校正試験のために、カウンター校正装置の校正試験を行いました。時間測定はユニバーサルカウンターで行いましたが、許容値を外れるデーターはありませんでした。今回は、ついでにミリセコンドカウンターの校正試験をやってみました。DC電圧にてスタート、接点にてストップのインターバル試験です。何ポイントか実施しましたが、こちらも問題ありませんでした。どちらかというと、スタートの試験用スイッチの接触のタイ...
直流クランプメーターの校正試験
- 2022/01/25
- 22:06

今日行った直流クランプメーターの校正試験の様子です。直流電流源は直流電源装置を利用しました。デジタルマルチメーターの電流レンジは10Aなので、それ以上の電流は200A/50mVのシャント抵抗をかましてデジタルマルチメーターのmVにて電流を測定しました。写真では、シャント抵抗の電圧をデジタルマルチメーターで測定しながら定電流装置の電流を調整し、12.5mVとなる50Aとしました。この状態で電線を6ターンとして300Aを測定しま...