ポータブル電源でのOCR試験(その4)
- 2022/03/23
- 14:47

今回は、瞬時要素の動作試験を行いました。まず、商用で瞬時要素の動作電流測定を行いました。➀瞬時設定 30A 商用電源一番上のロジック信号赤がVCBの主接点、白がOCRの補助接点、その下の黄が試験器の電源電圧実効値、青が試験器の電源電流(実効値)です。試験器の電流レンジ50Aにて電流を徐々に上げてゆき、瞬時要素を動作させ、電源電流の最大値を測定しました。上の写真では13.5Aでした。電源電圧は95Vまで下がっています。②...
ポーダブル電源でのOCR試験(その3)
- 2022/03/20
- 22:12

今日は仲間の電気管理技術者の年次点検応援でした。仲間の管理技術者はジャクリーのポータブル電源を使用しているので、借用して先日のOCR試験の検証をしてみました。おなじみのオレンジ色の電源装置です。試験回路は前回と同じです。オムロンのOCRと東芝のVCB、双興のOCR試験器で自動にて時限測定を行いました。前回と同様な条件で試験し、メモリハイコーダーで波形を見てみました。↓試験電流通電開始時の波形黄色の正弦波が電源...
振動センサーでVCBの動作時間を測定(予告編)
- 2022/03/17
- 22:42

先日、我がブログを読み返していて、山形のOさんが振動センサーをショックセンサーとして使用したことを思い出しました。私も終活中で暇こいていますので、某MONOTAROで振動センサーを入手し、あらためて検証してみることにしました。こちらが試験の様子です。振動センサーは3種類です。(黒、緑、青)それとムサシのGトリップです。メモリハイコーダーには4チャンネルしかデジタル入力ができなかったので、VCBの実...
ポーダブル電源でのOCR試験に問題あり(続き)
- 2022/02/28
- 17:54

昨日、エコフロー社のポーダブル電源装置でのOCR試験について投稿しましたがその続編です。この電源装置は各地の管理技術者が使用されているとのことなので、もう少し詳細に調べてみました。昨日はOCR試験は自動でしたが、今日はマニュアルで試してみました。今回は試験装置の電流要素も追加したので、昨日の復習でT-4A、D-1s、300%オートでの試験です。○商用電源での試験○ポーダブ電源での試験黄色の正弦波が電源電圧、下の赤の...
ポーダブル電源でのOCR試験に問題あり
- 2022/02/27
- 21:35

先日、現場の継電器試験用に購入したポーダブル電源を使ってOCRの試験をやってみました。試験は、オムロンのOCRと東芝のVCBにて実施しました。双興の継電器試験器の電源をポーダブル電源と商用電源から受電し、HIOKIのメモリハイコーダで測定、比較しました。↓メモリハイコーダーの表示一番上の赤線はVCBの実接点、その下の白線はOCRのaコン出力、黄色の正弦波が電源電圧、その下の青はリレー試験器の出力電流、一番下の緑はVCBト...
OCR試験器の校正試験
- 2022/02/08
- 20:23

今日実施したOCR試験器の校正試験の様子です。試験器の出力電圧、電流をデジタルマルチメーターで測定しました。デジタルマルチメーターは10Aまでしか測定できないので、それ以上の電流は50/5AのCTを介して1/10の値を読み取りました。カウンター計はカウンター校正装置にて校正しました。今回は、時限電流出力の測定を行いました。上の写真は、タップ値4A時300%の自動出力を測定の状況です。およそ12Aが出力されました。又、この...
慣性試験の時間測定
- 2022/02/06
- 21:50

メモリハイコーダでGR試験器の慣性試験の出力時間を測定してみました。試験器の慣性試験出力の設定は、電圧、電流とも50msecです。写真の波形は電圧出力での測定です。ちょうど3サイクルで50msecぴったりでした。メモリハイコーダではいろいろ遊べます。...
メモリハイコーダでカウンター校正装置の出力を測定
- 2022/02/05
- 23:04

先日の続きで今日はメモリハイコーダでカウンター校正装置の出力を測定してみました。カウンター試験装置のスタート信号としてのDC電圧とストップ信号の接点出力をメモリハイコーダのロジック信号として入力しました。こちらがロジックの波形です。↓赤の波形がスタート信号、白がストップ信号です。メモリハイコーダでふたつの信号の立ち上がりの時間差を測定しています。カウンター校正装置の出力は0.1msレンジにて20.0msの設定で...
メモリハイコーダで位相試験器の確認試験
- 2022/02/03
- 19:04

DGR試験器の位相計の校正は昨年まで、ユニバーサルカウンターにて位相測定を行っていましたが、今年は、大画面のメモリハイコーダを入手したので、こちらで試験してみました。試験器の電圧を基準として電流センサーにて電流値を入力し、試験器の位相を変化させ、メモリハイコーダにて位相差を読み取りました。このメモリハイコーダは、数値演算機能があり、ふたつの波形の位相差が数値として表示されます。いずれの写真も電流が30°...
ミリセコンドカウンターの校正
- 2022/01/29
- 21:56

継電器試験の校正試験のために、カウンター校正装置の校正試験を行いました。時間測定はユニバーサルカウンターで行いましたが、許容値を外れるデーターはありませんでした。今回は、ついでにミリセコンドカウンターの校正試験をやってみました。DC電圧にてスタート、接点にてストップのインターバル試験です。何ポイントか実施しましたが、こちらも問題ありませんでした。どちらかというと、スタートの試験用スイッチの接触のタイ...