太陽光パネルの汚れ
- 2016/05/22
- 21:00
先日、仲間の管理技術者の応援で太陽光発電所の年次点検を行いました。

工場の屋上で屋根材の上に架台を置き平面的に設置されていました。地上高は15mくらいはあると思います。
全面汚染されていますが、特に勾配の低い方に細かな粉塵かホコリか黄砂かパネルに貼り付いています。

かなりの量です。指で擦ったくらいでは除去できません。
これらの汚れで何パーセントかの出力低下があると思われます。
運開後2年でこの量なので、今後なるべく近い時期に水洗などの対応が必要と思われます。
↓こちらは同じ会社の太陽光発電所ですが今回の点検発電所とパネルの配置は同じです。

パネルとパネルの間に人が通れるくらいのスペースがとってあります。今回の点検結果で分かるようにパネルの定期的なメンテナンスは必ず必要となるので、これくらいのスペースを設けておく必要があると思いました。
一方同じ屋根の上に5,6年前に設置された別のシステムの太陽光パネルがあります。
こちらは屋根上に傾斜のついた架台を設けパネルが設置されています。

このメーカーのパネルの特長はフレームの両サイドに排水用の切り込みがあり雨水が流れやすい構造になっています。
傾斜が大きいこととこの切り込みのおかげで、粉塵の堆積は平面設置と比べると全然少ないです。
<
これだけ歴然とした差があると、20年間の使用期間における発電ロスや清掃作業などのメンテを考慮すると、初期費用が若干大きくなってもある程度傾斜をつけたほうがベターかと思います。又、パネルの裏面の点検が可能となり、トラブル対応にも有効です。我々としてはこれが大きい。
このパネルの裏側です。

バイパスダイオードがついています。
興味があったのでカバーを外して内部を見てみました。

樹脂カバーの内側に防炎紙を挟んだ金属カバーが嵌められていました。
↓カバーを外した状態

ゲル状のものが充填され、ダイオードはうっすらした影しか見えませんでした。
昨今のパネルではカバーを外すといきなりダイオードが露出しているといったものも見受けられます。
このメーカーのこの時期のパネルはかなりこった構造になっているようです。
いずれにしても太陽光パネルで20年間以上効率的に安全に発電していくためには、ノーメンテナンスというわけにはいきません。それなりに保守された設備のみが当初期待された性能を維持できるものと思います。

工場の屋上で屋根材の上に架台を置き平面的に設置されていました。地上高は15mくらいはあると思います。
全面汚染されていますが、特に勾配の低い方に細かな粉塵かホコリか黄砂かパネルに貼り付いています。

かなりの量です。指で擦ったくらいでは除去できません。
これらの汚れで何パーセントかの出力低下があると思われます。
運開後2年でこの量なので、今後なるべく近い時期に水洗などの対応が必要と思われます。
↓こちらは同じ会社の太陽光発電所ですが今回の点検発電所とパネルの配置は同じです。

パネルとパネルの間に人が通れるくらいのスペースがとってあります。今回の点検結果で分かるようにパネルの定期的なメンテナンスは必ず必要となるので、これくらいのスペースを設けておく必要があると思いました。
一方同じ屋根の上に5,6年前に設置された別のシステムの太陽光パネルがあります。
こちらは屋根上に傾斜のついた架台を設けパネルが設置されています。

このメーカーのパネルの特長はフレームの両サイドに排水用の切り込みがあり雨水が流れやすい構造になっています。
傾斜が大きいこととこの切り込みのおかげで、粉塵の堆積は平面設置と比べると全然少ないです。
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これだけ歴然とした差があると、20年間の使用期間における発電ロスや清掃作業などのメンテを考慮すると、初期費用が若干大きくなってもある程度傾斜をつけたほうがベターかと思います。又、パネルの裏面の点検が可能となり、トラブル対応にも有効です。我々としてはこれが大きい。
このパネルの裏側です。

バイパスダイオードがついています。
興味があったのでカバーを外して内部を見てみました。

樹脂カバーの内側に防炎紙を挟んだ金属カバーが嵌められていました。
↓カバーを外した状態

ゲル状のものが充填され、ダイオードはうっすらした影しか見えませんでした。
昨今のパネルではカバーを外すといきなりダイオードが露出しているといったものも見受けられます。
このメーカーのこの時期のパネルはかなりこった構造になっているようです。
いずれにしても太陽光パネルで20年間以上効率的に安全に発電していくためには、ノーメンテナンスというわけにはいきません。それなりに保守された設備のみが当初期待された性能を維持できるものと思います。
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