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CRV1逆電力継電器試験

先日、工場に新設された太陽電池・蓄電池システムのために取り付けられた継電器の試験を依頼され行った。
21161113-3.jpeg
おなじみのM社製の継電器です。
この継電器は、OVGRとRPRの2要素が一体化され一つの継電器となっています。
OVGRについては普通設置されているものと同じで、以前にも紹介しているので今回はRPRの試験について紹介します。
使用した試験器はSOUKOUの位相試験器です。
20161113-2.jpeg
逆電力の整定値が低いので試験器の電流計では正確に読み取れません。そこで以前このブログでも紹介した電流計アダプターを使ってデジタルマルチメーターを経由させ、mAの小数点2桁くらいの値を読み取り可能としました。
現実的には試験器の調整ダイヤルで10mAとか20mAといった小さい電流の調整は十分可能です。

↓試験回路図
21161113-5.jpg
取説に記載の試験回路です。

試験回路の接続↓
20161113-1.jpeg
継電器の電源はA/D変換器を使用しているので、変換機のAC側から供給しました。
電圧要素は試験器の電圧出力を接続。電流要素は試験器の電流要素を接続しました。この時の注意事項は極性を間違えないことです。配線図をよくチェックして接続しました。電流は試験器の出力の極性が逆なので、逆に接続しました。そのままでも180°ずれるだけなので試験は可能です。

電力整定値の動作試験では定格電圧を印加し、電流を変化させ動作値を測定します。ただしこのときの電流位相角を最高感度位相角で行う必要があります。この継電器では30°と記載されています。
時間測定もマニュアルどおり整定値の200%の電流を流した時の動作時間を測定しました。
以上は全然問題ありませんが、最高感度位相角測定が勘違いしやすいので、注意が必要です。
20161113-4.jpg
試験は整定値の200%電流を流し、電圧基準に電流の位相を変化させ、進み側と遅れ側の動作・不動作限界点の位相角を測定します。
上の図が原理図です。この図で上向きの電流方向が最高感度位相角になります。電圧基準なので進み30°ということになります。

この継電器の試験は何回かやっていますが、試験方法を忘れてしまい、いつも極性や進み、遅れの勘違いなどで苦労しました。
今回はこのブログに記録しておいて次回スムーズに試験できるようにしたいと思います。
今回はリレー単体の試験ですが、新設の場合は一次側の配線が間違っていると相や極性が違ってしまうのでPTやCTの二次側配線のチェックも重要です。
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denkikanri3y

Author:denkikanri3y
サラリーマンを退職、電気管理技術者として独立開業。はや、ん年。このBlogでは、これまでの経験から電気管理技術者の実務などを紹介していきます。('07.02.10)
Plala→FC2に変更しました。('14.01.22)

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