懐かしの新兵器「リヤカー」

2013/10/06
21:12

今日は私の受託させてもらっている内最大規模の事業場の年次点検でした。
１週間ほど前から台風23号の予報もありやきもきしていましたが、幸いにも方向がずれてくれたので朝から好天の年次点検となりました。{/晴れ/}
ここは、とにかく構内が広いので移動が大変です。↓今回導入した新兵器です。

昔なつかしいリヤカーです。軽量アルミ製、折りたたみ式、これでも最大積載量100ｋｇの優れものです。
今日は3箇所あるキュービクルの清掃班に使っていただきました。

荷下ろしも簡単、狭い通路もOK、大口径の車輪でらくらく。年次点検の必須のアイテムになりそうです。

今日の点検は8人の技術者で3班構成です。この時期、管理技術者も忙しいので数ヶ月前から予定・・・・でしたが身内の結婚式などと重なりやむなく2ヶ月前に急遽、日程変更。我々個人の電気管理技術者は同業者とのお互いの協力関係で成り立っています。なんとか都合を付けていただき予定どおり実施できました。なんか今日はこの地域の技術者を独占してしまいました。{/大汗/}・・・ありがとうございました。{/嬉しい/}

↓継電器試験。フィーダーが多く、サブ変にも受電CBがあるので数が多く、限られた時間で結構大変です。こちらは受電キュービクルのOCRの試験です。

↓こちらはサブ変のOCR試験。軽トラに発電機を積載し移動です。

↓接地抵抗測定

こちらは補助極がキュービクルの端子まで接続されているので測定は容易です。昨年のデーターとほぼ同じ。良好でした。
↓高圧ケーブルの絶縁抵抗測定。

5000Vメガーで５TΩ。絶縁良好です。
↓高圧回路メガー測定

すべて2000MΩ以上。良好でした。
午後は低圧関係の絶縁抵抗測定と点検。予定どおり点検完了し、15時前には無事受電できました。

今回のような規模の大きな事業場では、停電や受電の手順は頭の中だけではとても整理できません。
事前に操作手順書を作成し、シミュレーションし、練って、問題ないことを確認のうえ実施しました。

この事業場の前回の手順は負荷MCCBを高圧停電後開放していましたが、今回からは事前にOffするよう変更しました。
操作は操作者を指定し、一指令・一操作を基本として行ないました。手順は事前に検討しているので迷うことなく安全、迅速に実施できました。特に復元操作は落ちがないので安心して実施できます。{/嬉しい/}