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一線地絡時のZVT電圧

先日、太陽光発電所の竣工検査でOVGRの試験を紹介しました。
1375480441.jpg
恥ずかしながら、このステッカーのいいたい意味が分りました。
↓このOVGRの接続図です。
1375480697.jpg
どのメーカーでもZVTの結線は同じですからメーカーにこだわりません。
高圧の完全一線地絡時には地絡相の対地電圧は0となり健全相の対地電圧は線間電圧の値に上昇する。
健全相のそれぞれの電圧の位相差は60°となり、ZVTの分圧コンデンサの電圧はそのベクトル和を分圧された電圧となるので、線間電圧の√3倍を分圧した電圧となります。
1375482973.jpg
すなわち、一相完全地絡時のZVT分圧コンデンサ電圧は、6600×√3=11430Vを分圧した電圧となる。5%地絡であれば11430×0.05=571Vを分圧した電圧となります。
しかし、5%整定のリレー試験の動作電圧は、190V???これ如何に?
通常試験電圧の印加は高圧側3相短絡、一括して行ないます。これでコンデンサーが3個並列となりZVT分圧コンデンサにかかる電圧は3倍となります。従って、試験印加電圧は1/3の電圧で継電器を試験することになります。
もし、一相にのみ電圧を印加したとすれば5%整定で570Vまで上げなければなりません。
試験端子から印加する場合は、メーカーに確認したところ試験端子のコンデンサーは750PFとのことで、各相のコンデンサ250PFの3倍になっており、高圧3相一括印加と同じ190Vということです。(この値は取説にもしっかり記載されています。)
整理すれば、このようなことなのだけど今回はこのステッカーには惑わされました。
他のメーカーではこのような注意書きや説明はありませんが、このメーカーの技術屋のこだわりでしょうか?・・・。こういうこだわりは好きですが・・・でも注意書きなら勘違いしないようもう少し分るように表現して欲しかったですね。

ただ、高圧一線完全地絡時のZVT分圧コンデンサにかかる電圧はVo(3810V)を分圧したものではなく、3Vo(11430V)を分圧したものってことを勘違いしないようにしたいですね。・・・
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[C75] No title

朝、読み直したら分りにくいところがあったので一部修正しました。うまく表現できずすみません。

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サラリーマンを退職、電気管理技術者として独立開業。はや、ん年。このBlogでは、これまでの経験から電気管理技術者の実務などを紹介していきます。('07.02.10)
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