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短絡事故時のOCRの動作時間の確認

先日の事故電流のエクセル計算の続きです。
1つの事業場のOCRの現状整定にてチェックしてみました。

20181219-2_2018121923574586c.jpg


黄色のセルがエクセルで計算された各事故点での事故電流です。
上の行が受電点、下の行がキュービクルの母線です。この例ではケーブルのインピーダンスが小さいので、受電点とキュービクルの母線での電流は同じでした。

橙色のセルの数値は、OCRやヒューズの特性カーブ表から拾った動作時間です。
表からOCRの動作時間は高圧母線短絡時、瞬時要素は0.04秒、時限要素は0.07秒です。150%過負荷時では瞬時は不動作、時限は0.3秒です。トランスの2次側の短絡事故時はTr1は瞬時動作、時限は0.07秒、Tr2は瞬時不動作、時限は0.18秒で動作します。Tr1LBSのヒューズはOCR動作より早く動作しますが、Tr2のLBSヒューズの動作時間が0.5秒でOCRが先に動作してしまうことがわかりました。
この問題は、この表で計算してみて初めて分かったのですが、表の自動計算を利用して、カットアンドトライの手法でOCRのタップとレバーを変更し、OCRとLBSヒューズの動作時間が協調できる値を求めることができました。

今までは、上位の協調については神経を使っていましたが、下位の協調についてはほとんどノーマークだったので、早速、この表が役に立ったということです。

この表にはありませんが、トランス二次側のMCCB出口の短絡事故時のブレーカーの遮断時間についてもヒューズより先にトリップするか、LBSヒューズより下位についても検討が必要です。

まだ作りかけで、突っ込みどころ満載ですが、もし、参考になるものがあれば参考にしてください。

20181219-3_20181218235410d72.jpg

前後しましたが上の表が電力会社の変電所のデーターです。こちらの表で電力会社のOCRの動作時限がわかるので、事業場のOCRとの協調が取れているか確認できます。
サブ変電所や、トランスの一次にVCBがある事業場などでは無理ですが、せめて受電用のVCBが1台の事業場について、汎用的に簡単に使える表ができればと思っています。
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Author:denkikanri3y
サラリーマンを退職、電気管理技術者として独立開業。はや、ん年。このBlogでは、これまでの経験から電気管理技術者の実務などを紹介していきます。('07.02.10)
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