点検表の使用電力量の計算
- 2019/01/05
- 21:03
先日紹介したエクセルの点検表で今月の使用電力を算出する式について説明します。

この事業場は毎月1日検針です。
12月の点検表で、Y15セルに12月の検針値を入力します。
エクセルで今回検針値から前回検針値(W16)を差し引いた数値に電力量計乗率(AB13)を掛けた値が使用電力量(R13)セルに表示されます。
問題は、前回検針値(W15)をどのようにして求めるかです。
前回検針値は11月の今回検針値なのでW15セルに1811シートのY15のデーターが入ればOKです。
ここで一工夫しました。

話は飛びますが、点検表には点検実施日を入力しています。(Y6)セル。
この中身は2018/12/17という日付データーです。点検表での表示は和暦表示にしています。
・・・・又話が飛びますが、ここがマイクロソフト社が4月1日の改元で切り替えが間に合うか話題になっているところですが・・・・私はこの時点で西暦に切り替えようと思っています。もっともエクセルの中の計算は全て西暦で計算されているので大勢に影響はないはずです。・・・・ここは余談です。
和暦と西暦と混同すると分かりにくいので、一旦AA2セルに日付を西暦で再表示しました。ここでは日にちは必要ないので2018年12月を18-12と表示して点検表の見出しとしています。
次に、AF2セルにてAA2セルのデーターからひと月前の日付データーを計算します。
=DATE(YEAR(AA2),MONTH(AA2)-1,1)
→→ 表示は11/1としています。
AG2セルではAF2の日付データーをテキストデーターに変換します。
=TEXT(AF2,"yymm")
→→結果は1811となります。
この1811という文字データーを作るまでにどれだけ悩んだか・・・・
ここまでくれば後は簡単です。
前回検針値のW15セルに入る式は
=INDIRECT($AG$2&"!Y15")
W15セルに以前に紹介したINDIRECT関数で1811シートのY15セルのデーターを入れるだけです。
検針日も同様に先月分を入力させ、今月部は先月分にひと月増やしただけです。
これで日数計算して(AB14)、使用電力量をこの日数で割算すれば1日当たりの使用電力量が算出できます。(U13)
キモは、今月よりひと月前のシートの名前をテキストで表すことです。
これで、点検表はタブの名前と点検実施日により制御されエンドレスで繋がります。
他の前月データーもすべて同様に表示できます。

11/16の列のデーターは11月の点検表の12/17の列に相当するデーターが表示されています。
11年前に半年くらい悩んで作った点検表ですが、こうやって振り返ったら「なんなの?」程度の話になってしまいました。
電気管理技術者でもっと素晴らしい点検表を使用されている方も多いと思います。又、エクセル化を検討されている方も多いと思いますが、見様見真似のエクセルで作ったものなので、エクセルに詳しい人ならもっと簡単に同じことができると思います。
恥ずかしながら、私の苦労した点を紹介しましたので、参考になれば参考にしてください。

この事業場は毎月1日検針です。
12月の点検表で、Y15セルに12月の検針値を入力します。
エクセルで今回検針値から前回検針値(W16)を差し引いた数値に電力量計乗率(AB13)を掛けた値が使用電力量(R13)セルに表示されます。
問題は、前回検針値(W15)をどのようにして求めるかです。
前回検針値は11月の今回検針値なのでW15セルに1811シートのY15のデーターが入ればOKです。
ここで一工夫しました。

話は飛びますが、点検表には点検実施日を入力しています。(Y6)セル。
この中身は2018/12/17という日付データーです。点検表での表示は和暦表示にしています。
・・・・又話が飛びますが、ここがマイクロソフト社が4月1日の改元で切り替えが間に合うか話題になっているところですが・・・・私はこの時点で西暦に切り替えようと思っています。もっともエクセルの中の計算は全て西暦で計算されているので大勢に影響はないはずです。・・・・ここは余談です。
和暦と西暦と混同すると分かりにくいので、一旦AA2セルに日付を西暦で再表示しました。ここでは日にちは必要ないので2018年12月を18-12と表示して点検表の見出しとしています。
次に、AF2セルにてAA2セルのデーターからひと月前の日付データーを計算します。
=DATE(YEAR(AA2),MONTH(AA2)-1,1)
→→ 表示は11/1としています。
AG2セルではAF2の日付データーをテキストデーターに変換します。
=TEXT(AF2,"yymm")
→→結果は1811となります。
この1811という文字データーを作るまでにどれだけ悩んだか・・・・
ここまでくれば後は簡単です。
前回検針値のW15セルに入る式は
=INDIRECT($AG$2&"!Y15")
W15セルに以前に紹介したINDIRECT関数で1811シートのY15セルのデーターを入れるだけです。
検針日も同様に先月分を入力させ、今月部は先月分にひと月増やしただけです。
これで日数計算して(AB14)、使用電力量をこの日数で割算すれば1日当たりの使用電力量が算出できます。(U13)
キモは、今月よりひと月前のシートの名前をテキストで表すことです。
これで、点検表はタブの名前と点検実施日により制御されエンドレスで繋がります。
他の前月データーもすべて同様に表示できます。

11/16の列のデーターは11月の点検表の12/17の列に相当するデーターが表示されています。
11年前に半年くらい悩んで作った点検表ですが、こうやって振り返ったら「なんなの?」程度の話になってしまいました。
電気管理技術者でもっと素晴らしい点検表を使用されている方も多いと思います。又、エクセル化を検討されている方も多いと思いますが、見様見真似のエクセルで作ったものなので、エクセルに詳しい人ならもっと簡単に同じことができると思います。
恥ずかしながら、私の苦労した点を紹介しましたので、参考になれば参考にしてください。
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