某事業場の絶縁監視装置としてOMRON社製のAZ100を導入しました。

この機種は過去に1台導入済みでこれで4台目です。
漏電Io、Iorいずれか4点、イベント入力2点、デジタル出力2点です。
この装置の新機能である、自己診断機能を試してみました。
自己診断機能には、動作試験機能と精度試験機能があります。
本体からZCTに実際の電流に相当する信号を加え、警報や確認を行うようです。
自己診断はZCTは回路から切り離して試験するようマニュアルに記載してありました。
動作試験は本体の試験スイッチ長押しで試験できます。ちょい押しでは普通の通報テストボタンです。
↓動作試験での受信メール

普通の漏電発生と同じ動作です。
電流は230mA位だったので、各チャンネルのHHH警報の動作と復帰メールが届きました。
↓こちらは精度試験です。
こちらは本体から100mAおよび200mAに相当する試験電流をZCTに加え精度試験ができるとのことです。

試験電流は試験ボタンにて出力します。
上の写真の警戒の赤ランプは100mA、特別警戒の赤ランプは200mA出力時に点灯します。
この試験で、装置の精度が試験できるとのことなので大変便利ですね。
↓こちらはIorの電圧設定用のケーブルです。

設定時に1回、電圧を加えればIorの設定ができます。
ただこのケーブルはオプションで結構高価でしたが、現物見たら普通の試験コードでした。こんなんだったら自分で製作できたのにと反省しきりです。・・・
この絶監は自己診断機能の他にもグラフやレポートなど新機能が盛りだくさんで、監視王Iorユーザーからみるとかなり進化しているように感じました。
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