CVケーブルの絶縁被覆劣化対策

先日、月次点検に伺ったキュービクルです。



CVケーブルの絶縁被覆の割れがありました。



CVケーブルの絶縁被覆の露出部が紫外線により劣化したものです。
このキュービクルは経年9年です。日当たりのよい場所なので点検窓からの太陽光の影響です。
今回はさし当たってビニルテープにて補修しました。

こちらは今日伺ったお客様のキュービクルです。



先の事例と同様な条件ですが、こちらは設置時より絶縁テープでテーピングしてありました。ちなみにこのキュービクルは設置後20年です。

この件で、数年前岡山市内の小学校で、屋根の上のボールを取るため屋根に上がろうとした児童が、引込の絶縁劣化したCVケーブルに接触して感電負傷した事故を思い出しました。
当時（H26.11.14）経済産業省からの周知文書の抜粋です。



内線規程(JEAC8001-2011)(抜粋）


話が飛んでしまいましたが、過去の事例を紹介させてもらいました。

またまた、話が飛びますが、たまたま今現在、我が事務所の外壁を修理中で足場が作成されているので、我が家の引込線を点検しました。



絶縁物の割れはやヒビは見られませんが、事故事例と同じでCVケーブルの絶縁被覆はテーピングしてありませんでした。
早速エフコテープとビニールテープで補修しました。



ちょうど足場が設置されている時に気づいてよかったです。

今回は話が飛び・飛びの話題となりましたが、工場などでは屋外でもCVケーブルの接続部は多々あります。
今後の点検ではあらためて被覆の絶縁劣化はないか、紫外線対策が為されているかなど注意してゆきたいと思います。