ニチコン製コンデンサ-の微量PCB混入可能性の拡大
- 2022/07/21
- 23:40
環境省・経済産業省のPCB廃棄物使用製品処理パンフレット(R4.4)が改正され、ニチコン製コンデンサーの微量PCB混入可能性がある製造年が変更されたことが話題になっている。
今日、協会の支部会があり、その件について情報交換をした。
ニチコン社のホームページによると今までの見解では、「1989年以前に生産された、油入機器への微量PCB混入可能製は完全に否定できないものと判断するに至っている」としているが、今回、「2004年3月以前に生産された製品に微量PCB混入の有無を判断できない」と変わったようです。
2016年の主任技術者内規の改正以降、電気主任技術者がPCB混入機器の有無について調査する業務ができて、微量PCB機器についても調査してきたが、令和9年までと処分期間が決まっている中で今更・・・困った問題です。
下の表は2016年に設備台帳により調査した設備一覧表です。

今日調べてみたら、当時”OK”としていた1996年製の機器が1台ありました。
年次点検の報告書に調査報告書を添付していますが、この事業場は該当なしで報告しています。

報告して6年も経過しているのに、お客様に訂正しなくてはなりません。
コンデンサーは穴開けしないと採油できないので、処分期間までに機器の取替が必要になります。
管理技術者の中には、20年も経過していない機器の取替やPCBの処分は費用も大きいので、お客様にどのように説明しようか?とか着払いでメーカーに返送せよとの強硬な意見などありましたが・・・
私の場合は、経年も30年近くになるので老朽取替を提案するつもりです。ただ、低濃度PCBが混入していると処理費用が発生しますが、その辺をどう説明するかですが・・・。
そうでもなくても、経済が停滞し、苦しい中小事業者にはPCB廃棄物の処理は大変な負担です。
メーカーの製造責任やPCBを認可した国の責任はどうなんでしょうか?
事業者にすべての負担を押しつけるのは間違ったやり方と思いますが・・・。
今日、協会の支部会があり、その件について情報交換をした。
ニチコン社のホームページによると今までの見解では、「1989年以前に生産された、油入機器への微量PCB混入可能製は完全に否定できないものと判断するに至っている」としているが、今回、「2004年3月以前に生産された製品に微量PCB混入の有無を判断できない」と変わったようです。
2016年の主任技術者内規の改正以降、電気主任技術者がPCB混入機器の有無について調査する業務ができて、微量PCB機器についても調査してきたが、令和9年までと処分期間が決まっている中で今更・・・困った問題です。
下の表は2016年に設備台帳により調査した設備一覧表です。

今日調べてみたら、当時”OK”としていた1996年製の機器が1台ありました。
年次点検の報告書に調査報告書を添付していますが、この事業場は該当なしで報告しています。

報告して6年も経過しているのに、お客様に訂正しなくてはなりません。
コンデンサーは穴開けしないと採油できないので、処分期間までに機器の取替が必要になります。
管理技術者の中には、20年も経過していない機器の取替やPCBの処分は費用も大きいので、お客様にどのように説明しようか?とか着払いでメーカーに返送せよとの強硬な意見などありましたが・・・
私の場合は、経年も30年近くになるので老朽取替を提案するつもりです。ただ、低濃度PCBが混入していると処理費用が発生しますが、その辺をどう説明するかですが・・・。
そうでもなくても、経済が停滞し、苦しい中小事業者にはPCB廃棄物の処理は大変な負担です。
メーカーの製造責任やPCBを認可した国の責任はどうなんでしょうか?
事業者にすべての負担を押しつけるのは間違ったやり方と思いますが・・・。
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