季節外れの雷で停電

今朝、この地方ではこの時期にしては珍しい強い雷があり、落雷の影響で事業場が停電しました。
監視王の停電通報とともに、事業場の担当者から電話があり緊急出動をしました。
到着時は配電線は復旧していましたが、事業場は全停電でした。

この事業場に隣接して3事業場があり、うち1つは健全（停電通報もなし）、もう一カ所は停電中、受電用AOG開放、GR動作なし。この事業場は停電中、AOG開放なし、GR動作なし、受電用LBS投入中。と不可思議な状況でした。
付近の住宅も停電した家と健全な家もあり、こちらも不可思議な状況でした。

特にこの事業場は、配電線電圧あり、AOG「入り」、LBS「入り」で停電だったので、あり得ない状況でした。
よくよく調査した結果、LBSは投入位置でしたが、ヒューズが切れていました。ヒューズ溶断によるトリップ機構の固着による動作不良のようでした。
一度トリップ動作させたら正常な状態に戻りました。



降雨の中での復旧作業で、LBSが正常な投入状態と誤認したので、状況把握に若干時間を費やしました。

LBSのヒューズ溶断は、雷撃に起因するものと思われますが、その他変電機器には問題は無かったのでヒューズを予備品と取替え受電、復旧しました。
AOGが開放した事業場はAOGのヒューズ溶断によるAOGトリップでした。

この事業場は、仲間の管理技術者の担当でしたが、現場到着はほぼ同じ時間でした。協力して復旧作業ができたのでよかったです。

付近の停電した家の電力会社計量器です。↓



メーターカバーも本体も破壊して破片が4、5ｍ吹き飛んでいました。・・・・どんな雷だったのだろうか？