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6.6kVCVTケーブル耐圧試験(リアクトル使用)

今日は新設水力発電所の6.6kVCVTケーブルの耐圧試験を実施した。昨日の天気予報では雨の確率が高く心配していたが風は強かったがいい天気になりホッとした。
この発電所は環境保全の為ダムから河川へ常時放流している水を利用して発電を行うものだ。ダムの落差を利用し水力発電を行い河川へ放流する。
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↑ダムから取水 ↓水力発電機を通して河川へ放流
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先日の原発の事故から再生可能エネルギーへの関心が高まっているが、今まで無駄に放流していたエネルギーを電気エネルギーにするもので時節に合致した施策と思う。
試験は昇圧された電力を送電線まで送る6,6kVCVT38mm2ケーブル約250mです。
S社の資料ではCV38mm2ケーブル充電電流は620mAとなっている。今までの経験から似た様な結果を示しているのでその程度と予想した。
手持ちのテストトランス容量は150mA、リアクトルは200mA。これでは容量不足なので先輩管理技術者から200mAのリアクトルを2台借用し、3台のリアクトルを使用することとしました。
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各電流は全て精密級のメーターで測定でしたので大がかりな試験回路となってしまいました。
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↓10350V印加電圧をケーブル端子部で検電。工事会社の若い衆にお願い。
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↓電流計指示。計測はお客様の検査係員にお願い。
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S社の資料では被試験物も高圧リアクトルも理想的なものでないので10%程度のロスがあると記載しており実測値はやはり若干多めの充電電流となったが試験トランスの十分容量内で実施することができました。
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[C295] No title

ちょっと古い記事のコメントで申し訳ありません。僕が使っている高圧受電設備規6.6kCVT38mm2静電容量参考値は、1線あたり0.32μF/kmで与えられています。この値を元に計算すると充電電流が935mAになってしまいます。でも実際試験をすると2/3ぐらいの値になるので今回のケースとほぼ同様の値となるのですが、denkikanri3y様はどんなメーカーの静電容量参考値を元に計算されているのですか?
多分denkikanri3y様が使っているものはかなり精度のよいものと思います。
  • 2011-05-21 05:55
  • ラッキーZ
  • URL
  • 編集

[C296] No title

ラッキーZ様
高圧受電設備規程の記載は承知していませんが、その値はJISの参考値と思います。電線メーカーの技術資料にも同様の数値が記載されています。過去に同様な事例でメーカーに問い合わせしたことがありますが、メーカーの実測値はJISの値より小さいとの説明がありました。こちらも参考にしてください。http://pub.ne.jp/denkikanri3y/?entry_id=592585

[C297] No title

詳しい説明ありがとう御座います。
やはり事前調査は大切ですね。

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denkikanri3y

Author:denkikanri3y
サラリーマンを退職、電気管理技術者として独立開業。はや、ん年。このBlogでは、これまでの経験から電気管理技術者の実務などを紹介していきます。('07.02.10)
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