FC2ブログ

Entries

AOG(地絡保護付気中遮断器)

今日も天気に恵まれ午前中に2件の年次点検を無事終了しました。
その内の1カ所のPASが方向性地絡保護付きの私たちがAOGと呼んでいる気中開閉器です。
AOGはGABとも呼ばれています。
ここで呼称の略称ですが
PAS:Pole Air Swich(柱上気中開閉器)
AOG:Air Overcurrent Ground Type(気中ヒューズ付地絡トリップ形)
SOG:Strrge Overcurrent Ground Type(過電流蓄勢トリップ付地絡トリップ形)
GAB:Ground Air Breaker(地絡保護付高圧気中遮断器)(エナジス社の商品名GAB-、方向性付きはDGA-)
・・・・・・・・
PASは形状からの呼称ですし、他の3つは機能面での呼称になると思います。従って3つの開閉器も柱上に設置されていればすべてPASと呼んでも間違いでは無いということです。もっともGABは遮断器ですが。
そんなことから逆に、私たちは第1柱のPASを付いている開閉器の種類からAOGとかSOGと呼んでいます。

話を元に戻して、↓本日点検した方向性地絡保護付AOGです。
F1010118.jpg
DGR付の場合は柱上に零相電圧検出用コンデンサーが設置されます。コンデンサは各相の対地間の電圧をコンデンサで分圧しDGRの電圧要素としています。
本来の試験方法では柱上のコンデンサー一次側に試験電圧を加えますが、柱上作業となり時間もかかるので今回は模擬コンデンサーによりDGRに電圧要素を加えました。
F1010120.jpg
↑DGR試験回路構成
F1010121.jpg
↑模擬コンデンサ。コンデンサーの一次側に試験電圧Voを印加します。
この方法で実施すれば柱上作業が無くなるので安全に短時間で試験が行えます。又充電中であってもトリップをロックしてリレーの特性試験が可能となります。
ただこの方法の場合、コンデンサーの電圧特性は確認できないので充電中にコンデンサー二次電圧を測定し、各相38V付近で平衡していることを確認しています。
AOGの特長は
①過電流引き外し装置が無くても電力ヒューズにより短絡や過負荷時の過電流を遮断できる。(欠相防止機能付き)
②対雷性能が高く設計されており雷に強い。
③開放型のため開閉状態が目視で確認でき安全。
④地絡保護も可能(無方向性、方向性と組み合わせ)
値段はSOGより高くなりますが、上記特長ににより私たちの受託する事業場では多数使用されています。
AOGはエナジス社しか製作していないようなので、最後はエナジスの宣伝になってしまいました・・・・・・。{/嬉しい/}
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ちなみにエナジス社にAOGの略称について問い合わせたついでに確認してみると、GABタイプの開閉器は中部電力管内のみしか使用されていないとのことでした。ローカルのネタでしたのでPAS=SOGである全国の管理技術者の皆様にはちょっと理解できなかったかもしれません・・・・・・・。m(_ _)m
スポンサーサイト



この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://denkikanri3y.blog.fc2.com/tb.php/587-639e6141

トラックバック

コメント

[C371] No title

写真入りでよく理解できました。そうなんですか!!北陸はpasに内蔵されています。(ZPD)1次側とはコンデンサーに印加するんですよね?面倒な試験ですね。一人ではやりたくない試験ですね。もっとも私は元配電マンでしたので、電柱登るくらいなんともないのですが、一人では面倒です。今でも接地の測定でも時々しか登らないので、手抜きになりがちです。現場向きの工夫ですね。
また投稿します。
  • 2010-11-24 18:15
  • タナカ電気カンリ
  • URL
  • 編集

[C372] No title

タナカ様
当地域では雷多発地帯ですので雷に強いAOGは結構使われています。30~40%くらい?。ただ充電部の露出箇所があるのでカラスには弱いです。時々カラスが首を突っ込む波及事故があります。短絡事故は即断ですから配電線の再閉路失敗がらみの波及は0で安心できます。
零相コンデンサの試験配線は一人ではまず無理です。上って接続、降りて試験、上って復旧、なんてしていたら停電時間がこれで無くなってしまいます。。
又ブログネタ考えていますので楽しみにしていてくださいね。

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

denkikanri3y

Author:denkikanri3y
サラリーマンを退職、電気管理技術者として独立開業。はや、ん年。このBlogでは、これまでの経験から電気管理技術者の実務などを紹介していきます。('07.02.10)
Plala→FC2に変更しました。('14.01.22)

カレンダー

プルダウン 降順 昇順 年別

06月 | 2021年07月 | 08月
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31


アクセスカウンター

オンラインカウンター

Google フリー検索

Google

WWW検索 ブログ内検索

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR