高圧地絡継電器の試験
- 2007/03/16
- 10:31
受電設備の第1柱高圧地絡継電器は、高圧系統で発生した地絡事故を検出し、迅速に回路を遮断し、事故の拡大を防ぐとともに、電力会社の配電線への波及を防ぐ最重要な設備です。
そのため1年に1回必ず、継電器や開閉器の動作に異常のないことを確認します。
ここでは、E社のGABと高圧地絡継電器の試験について説明します。
1.動作電流特性試験
各整定タップにおける動作電流を測定します。
管理値:整定タップ値±10%以内で動作すること
2.動作時間特性試験
整定タップの130%,400%電流を入力した時の継電器、GAB本体の動作時間を測定します。
管理値:130%時継電器単独0.1~0.3秒、GAB組合せ0.5秒以内
400%時継電器単独0.1~0.2秒、GAB組合せ0.4秒以内
3.動作表示器動作試験---継電器動作時動作表示器が動作すること
4.テストボタン動作試験---テストボタンにて継電器動作すること
年次点検では停電時間を極力短時間とするため、私は次のような方法で実施しています。
(トリップ信号ロック時は地絡保護が無保護となります。停電時間に余裕があるときは、別試験電源で試験されることがベターと思います。)
試験装置:0~2A地絡継電器試験装置GEK-2000K(S電機製作所)
試験電源:地絡継電器P1,P2(あらかじめP1,P2端子にコネクタボディを取り付けてあります。)
継電器単体試験:継電器からのトリップ信号をロックし、継電器単独で動作電流、動作時間測定を実施。(トリップロックは極力短時間とする)
連動試験:トリップ端子を正規に接続し、開閉器と組み合わせた動作時間の測定を行います。


左:高圧地絡継電器 右:地絡継電器試験装置
そのため1年に1回必ず、継電器や開閉器の動作に異常のないことを確認します。
ここでは、E社のGABと高圧地絡継電器の試験について説明します。
1.動作電流特性試験
各整定タップにおける動作電流を測定します。
管理値:整定タップ値±10%以内で動作すること
2.動作時間特性試験
整定タップの130%,400%電流を入力した時の継電器、GAB本体の動作時間を測定します。
管理値:130%時継電器単独0.1~0.3秒、GAB組合せ0.5秒以内
400%時継電器単独0.1~0.2秒、GAB組合せ0.4秒以内
3.動作表示器動作試験---継電器動作時動作表示器が動作すること
4.テストボタン動作試験---テストボタンにて継電器動作すること
年次点検では停電時間を極力短時間とするため、私は次のような方法で実施しています。
(トリップ信号ロック時は地絡保護が無保護となります。停電時間に余裕があるときは、別試験電源で試験されることがベターと思います。)
試験装置:0~2A地絡継電器試験装置GEK-2000K(S電機製作所)
試験電源:地絡継電器P1,P2(あらかじめP1,P2端子にコネクタボディを取り付けてあります。)
継電器単体試験:継電器からのトリップ信号をロックし、継電器単独で動作電流、動作時間測定を実施。(トリップロックは極力短時間とする)
連動試験:トリップ端子を正規に接続し、開閉器と組み合わせた動作時間の測定を行います。


左:高圧地絡継電器 右:地絡継電器試験装置
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