VCBの絶縁物清掃による絶縁回復
- 2014/08/17
- 14:36
先日交換したVCBの撤去品にて絶縁抵抗測定と絶縁回復のための清掃手入れをしました。
改めて絶縁抵抗を測定しました。

湿度80%以上の日が続き、絶縁抵抗は10MΩ以下でした。

よく見るとまだまだ汚れています。

絶縁物の表面の絶縁抵抗も100MΩ程度まで低下しています。
ウエスと1:1アルコール水溶液で本体の清掃を実施しました。細かいところは小さなドライバーの先にウエスを取付て綿棒のようにして清掃です。取外し状態なのでVCBの向きを変えながら細かいところも清掃できました。それでも1時間以上の作業時間です。
↓清掃後

真空バルブ部と操作棒部

VCB上部端子部
見違えるようにきれいになりました。絶縁物の表面の絶縁抵抗も4000MΩ以上に復元しました。

主回路の絶縁抵抗も200MΩ以上に回復しました。
もう少し乾燥すれば500MΩ位までいくのでは・・・・・。
50MΩ以下から50~500MΩに回復でき、トラッキングもないので、さしあたっては様子を見ながら使用し、絶縁抵抗が回復しない状況になれば、機器取替えを行なう、といったレベルです。
合わせて、真空バルブの耐電圧試験により真空度の判定を行ないました。

試験回路は、22kVの耐電圧試験となるので、絶縁油試験器にて構成しました。
電源トランスは片側極と接地極を使用し、0~25kV印加できる回路とした。接地線側には漏れ電流測定のためmAメーターを接続した。

VCBを開放し各相の極間に22kV印加し、漏れ電流を確認しました。
いずれの相も電流に異常な変化はなく、値も0.1mA程で全く問題ない値でした。
メーカーマニュアル資料より

真空バルブが大気圧の時AC17kV程度で放電する。AC22kVを印加することにより、高真空度を維持していることが確認できる。・・・そうです。

ちなみに自動のVCBチェッカーでは、漏れ電流10mA以下で「良」判定。電圧印加時間は1分を推奨しています。
今回の作業は、6年に1回程度行なう細密点検でVCBを盤から取り外して行なう作業を想定して行ないました。
細密点検では清掃の他、注油、各部の締付け確認、その他目視点検を行なう予定です。
改めて絶縁抵抗を測定しました。

湿度80%以上の日が続き、絶縁抵抗は10MΩ以下でした。

よく見るとまだまだ汚れています。

絶縁物の表面の絶縁抵抗も100MΩ程度まで低下しています。
ウエスと1:1アルコール水溶液で本体の清掃を実施しました。細かいところは小さなドライバーの先にウエスを取付て綿棒のようにして清掃です。取外し状態なのでVCBの向きを変えながら細かいところも清掃できました。それでも1時間以上の作業時間です。
↓清掃後

真空バルブ部と操作棒部

VCB上部端子部
見違えるようにきれいになりました。絶縁物の表面の絶縁抵抗も4000MΩ以上に復元しました。

主回路の絶縁抵抗も200MΩ以上に回復しました。
もう少し乾燥すれば500MΩ位までいくのでは・・・・・。
50MΩ以下から50~500MΩに回復でき、トラッキングもないので、さしあたっては様子を見ながら使用し、絶縁抵抗が回復しない状況になれば、機器取替えを行なう、といったレベルです。
合わせて、真空バルブの耐電圧試験により真空度の判定を行ないました。

試験回路は、22kVの耐電圧試験となるので、絶縁油試験器にて構成しました。
電源トランスは片側極と接地極を使用し、0~25kV印加できる回路とした。接地線側には漏れ電流測定のためmAメーターを接続した。

VCBを開放し各相の極間に22kV印加し、漏れ電流を確認しました。
いずれの相も電流に異常な変化はなく、値も0.1mA程で全く問題ない値でした。
メーカーマニュアル資料より

真空バルブが大気圧の時AC17kV程度で放電する。AC22kVを印加することにより、高真空度を維持していることが確認できる。・・・そうです。

ちなみに自動のVCBチェッカーでは、漏れ電流10mA以下で「良」判定。電圧印加時間は1分を推奨しています。
今回の作業は、6年に1回程度行なう細密点検でVCBを盤から取り外して行なう作業を想定して行ないました。
細密点検では清掃の他、注油、各部の締付け確認、その他目視点検を行なう予定です。
スポンサーサイト